1984年に登場した「フェラーリ288GTO」はレース参加の競技車両規定
「グループB」のホモロゲーションを取得するため
開発された生粋のレーシングカーである。
2800cc 8気筒エンジンから400馬力を発生した。
だが、残念なことにレースカーとして登場したにもかかわらず、
ラリーおよびレースに参戦することはなかった。
何か哀愁を漂わせる運命と
その流れるようなボディーに心奪われた人も少なくない。
かくして私もその中の一人でもある。
総生産台数が272台と極めて少ないため、街角で見ることは
皆無に等しい。
一度だけ、松田コレクションで見たときには感動的だった。
手に入れることが出来るなら、欲しい一台だ。

